『山岳遭難の教訓』


山岳遭難の教訓 実例に学ぶ生還の条件 (ヤマケイ新書) [ 羽根田治 ]

先日の遭難報道をみて、ふと思い出しまた読み返し。内容や顛末はわかってるのですが、なぜか何度も読んでしまう。
この著書に限ったことではないですが、遭難事故の実例を扱う本はその非情な現実から読むたびに気が滅入ります。

実は今から2年ほど前、いろんなきっかけやご縁がありガイド資格を取得しました。
様々な学習を続ける中で、一番変わったのは安全に対する意識ですかね。

特に遭難に対しての考えというか、心構えは殊更に大きく変わりました。
事前に自分を遭難のリスクから遠ざけること、遭難していることに初期段階で気付くこと、遭難という状況から生還すること。
遭難してしまった方のほとんどは「まさか自分が遭難するとは…」と思うそうです。

山岳事故の教訓は、自分自身の経験から学び続けることは難しいので、様々な事故から残された教訓を得るために、ここ2年ほど遭難に関する書籍や事故報告書など、公のものから個人のものまで結構読みました。

私が感じたことは、遭難しないために、もしくは遭難してしまった際に優先すべきなのは、危うい状況下では「ベストな判断」を探すことよりも「最悪の判断をしない」ということのような気がします。

読図の書籍を出版なさるほどのエキスパートな方でさえも、ちょっとした勘違いと思い込みで現在地を見失い、遭難という状況に陥ってしまうわけですから、「自分が遭難する」というリスクを誤魔化してはいけないなと改めて思うのでした。

 

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