このブログを始めたワケは…
より多くの人にアウトドアレジャーの楽しさ、素晴らしさを知って欲しいから…
という、いたってベタな思いからなのです(笑
年に一度、気合の入ったファミリーキャンプ!は、もちろん楽しいのです!だけど、もっとこう力を抜いたというか、日常生活にさりげなく取り込まれたよう感じで広まってほしいなあと。
「アウトドア=ライフスタイル」にするのではなく、皆さんそれぞれの日常のなかで、心をちょっとだけ豊かにしてくれるひとつの要素として「広く」浸透してほしいなあと思うわけです。そしたら世の中に笑顔が増えて、もっと世の中が明るくなるんじゃないかなと。
私自身は、アウトドア100%の生活だったら、そりゃもう至福の人生なわけですが、全員がそうあるべきとはおもいませんし、関わり方、愉しみ方も人の数だけありますよ♪
もう少し欲張ればアウトドアを通して自然の仕組みや、美しさ、広さ、脆さ、そしてその怖さなども感じられる人がたくさん増えればいいなと思う。
もともとは「自分が愉しめればそれでよし」としていたので、広めたいなんて仰々しい事考えていなかったのですが(^^; 最初のきっかけは東日本大震災のあの日の夜でした。
ちなみに私は山形県在住です。隣県に比べれば地震の被害はほとんどなく、内陸なので津波の被害もありませんでしたが、大寒波の夜に停電し室内でも手がかじかむほどの寒さ。スキーウェアを着て布団に入っても、それでも寒い。(もちろん家や家族を失った多くの方々に比べれば小さな事ですが… もう少し落ち着いたら振り返ってブログにまとめてみようかとも思ってます)
そんな中、炭を起こして暖を取った方が多かったようです。
子供を心配した妻が同じような提案をしてくれましたが、いつでも逃げられる様にとリビングの「床」に布団を敷き、外気が入ってこないように部屋の戸も空けられない状況だったため、中毒や火災も怖いので翌朝にしようということになりました。食材も燃料が尽きるまでの数日なら自炊も可能だしアウトドア用品はこういう時心強いね、なんて話をしていた頃、救急車のサイレンが目立ち始め「何故に今頃…?」と言う疑問。
後日知ったのですが、やはり一酸化炭素中毒者が続出したようでした。仮にテントの中だったら、そんな事はしなかったはず… いたって基本的なキャンプの知識で回避できた危険だったかもしれない。もし自分に知識がなくて同じ事してたら、最悪の場合子供が・・・と思い、背筋が寒くなりました。道具は正しく使ってこそ威力を発揮してくれるもの。ピンチの時はなおさらです。
今思えば、アウトドアの知識→危険回避可能→みんな知ってた方がいい、とはなんと短絡的な…
震災のせいで精神状態が変だったのかも知れないですね(–;
その後も自分なりにあれこれ考えて今に至るのですが、アウトドアを愉しめば、その過程で意識してなくても身につく知識もあるし、それを日常生活のいろんな場面で活用する事もできるだろうし、自然に対する教養も豊かになるし一石二鳥、三鳥、いや四鳥!?
だから、愉しくアウトドアを世の中に広めたい。