2月17日IDEHAのスノーハイクツアーに参加しました。
子どもの参加は小学生高学年からということで子供たちとの参加は諦めていたのだけれど、
ブーツサイズが22cm以上なら可能ということで、KazuもSomaも条件クリア。
実はここでいう「スノーハイク」とは道具の名前。ざっくばらんに言えば、
スノーシューとスキーのいいとこ取りみたいなもの、というのが初めて履いた際の私の感想。
雪国にお住いの方なら小さい頃に一度は履いたことのある「長靴スキー」の大人版とでも言いましょうか。
バックカントリースキーでいうと、スキーにシール貼ってビンディングをツアーモードにした、まさにそれです。
スノーハイクは特別なブーツなどは必要とせず、ごく普通の長靴でもスノーシューズでも登山靴でも装着可能なのが特徴。
そこそこの斜度もまっすぐ登れるし、スキーのシール面もソール全面ではないので下りは結構滑れます。
ツアー序盤は、下り(滑り)の練習から。普段アルペンスキーに慣れている彼らはコケまくり。
スキーブーツなら多少の前傾後傾でも大丈夫だけれど、かかとが離れるし靴やわらかいしで、
板にしっかり乗ってないと結構無様なコケ方します。そこが、面白いんだけどね。
何気なく横から撮ったKazuの横顔。なかなか良い面構えだ。ふと気が付くと子どもたちは私が思っているよりずっと大きく成長しています。日々積み重ねられている彼らの小さな成長を、毎日何気なく接していて見逃してしまっていることが多いせいかな。
この日、足が大きくなって登山靴が履けなくなったKazuは普通の長靴にスノーハイクを履いて参加。ガイドさん曰く「登山靴に比べ柔らかい長靴は、下りのバランスのとり方の難易度がかなり上がる」そうなんだけど黙々と足動かして前に進んでました。状況次第で工夫して、最善を尽くすところはとても彼らしい。
体を使うことが上手なSomaは、あっという間にコツを覚えてました。しかも、ツアー中はずっとガイドの真後ろで2番手のポジション。子どもの歩行スピードを考慮したペース配分をしていただいたおかげもありますが、ガイドの方や参加者の皆さんに褒められてうれしそうなSoma。こうやって、自信つけてってほしいなと。
全員座れる雪のテーブルをつくって昼食。それほど天候も悪くなく、座ってのんびりできました。
昼食が親子3人ともカップヌードルのBIGサイズだったせいで「BIGファミリー」という、なんか少しはずかしい響きのあだ名をつけられる我が家…。BIGダディって言われなかったのが救い。
今回のツアーのゴールは羽竜沼。冬の羽竜沼は初めて来ました。
帰り道はひたすら滑って下ります。とにかく楽しい!
写真を撮るのも忘れ、あっという間に出発点に到着…。
ゲレンデなら何でもない斜面でも、スノーハイクを履くとかなりアドベンチャー度の高いバーンに様変わりします。スピードでないし、雪がふかふかなのでコケても全く痛くないし安全。深雪で、かんじきやスノーシューのように埋もれた足を上げる動作がなく前にスライドさせるだけなので、歩行の際の足への負担が少ないし、下りの機動力はスノーシューやかんじきの比ではありません。もちろんシーンによって得意不得意とはある思いますが、とても魅力のある道具だと思いました。
スノーハイク初体験でしたが、想像を超える楽しさ。
始終笑い声が絶えない最高のツアーをありがとう!
〆
TELEMARK & MOUNTAIN GUIDE IDEHA