父の山で山菜採り
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父の山で山菜採り

2020年5月2日
野遊び

ゴールデンウィーク真っ最中ですが人がいるところには出かけられないので、空き家になっている祖父母の家と実家で管理している山の様子をみてきました。
山奥の村なので商店などに行かなければ人と接触することがないため、かずとそうまも連れていきました。

到着後、家の様子を確認したら電気ついてて焦りましたが、たぶん先月様子見に来た私の父の消し忘れですね… 危ないなー。

家の中はカメムシ天国になっていたので掃除は断念、各所異常がないことだけを確認し山へ。

いつもの場所に車を停めて出発。

不法侵入や不法投棄対策で隣の所有者の方が立てたと思われる看板に「関係者以外立入禁止」と強めに表示してあるのですが、なぜか「自分が不審者と間違われ注意されるのではないか」と、毎回ドキドキしてしまいます。村の方々と顔合わせれば覚えてもらえると思うのですが、悲しかな本当に人と会うことがありません。私がどこの家の者なのか、誰も知らないと思います…。

父が管理している杉山。父は勝手知ったる山なのでしょうが、私は隣の山との境界がよくわかりません… 父の足腰が健在なうちに教えてもらわないと、将来引き継いでから苦労しそうです。

父と2人でたまに手入れしているのですが、年に数回程度。きれいに管理された状態とは言い難いですね。

昨年、コシアブラやタラの木を残して小さな雑木を切り倒したので随分見通しが良くなりました。

以前、境界に打ったアンカーを探すも2つしか見つけられず…。残りはどこにいったのだ。

この辺はタラの幼木がちらほらあるので、子供でもタラの芽に手が届きます。

だけど時期的に少し遅かったかな。食べごろなサイズはあまりなし。

コシアブラは少し早かったか…。芽吹いたばかりで小さいものがほとんどです。

個人的にはタラの芽よりコシアブラのほうが好きです。

一番好きなウドは地面に顔すら出してませんでした。まだ先です。

ひと通りあるき回り、ようやく遅い昼飯。みんなそれぞれ選んだ肉を焼いて食べました。

火を起こしたくなりますが、山火事防止のため焚き火はご法度のエリア。

仮に焚き火が出来たとしても、一面乾いた杉っぱで埋め尽くされているので引火が恐ろしくて楽む余裕はないかもしれません。

ということで、引火に注意しつつ大人しくバーナーで調理。

全員箸を忘れてきたことに気が付きましたが、かずもそうまもクロモジ見つけてきてちゃんとマイ箸を作ってました。

私がチョイスしたのはラムチョップ。山の中で焼いてるってだけでテンション上がります。

塩と胡椒のみの味付けで焼いただけですが十分に旨い。

たまたま座ったところに生えいていたタラの芽もついでに炒めて添え物にしました。

採った山菜の処理もあるので、昼飯食べた後はすぐに帰宅。

タイミング合わず、結構探し回って取りましたが全部でこれだけ。

今回の成果はゼンマイ、ササダケ、コシアブラ、タラノメ。

特にゼンマイは採った後が大仕事です。だからいつもは採らないのですが、ゴールデンウィーク中は暇なので取れるだけ採ってきました。

さて、頑張って処理しますか。

ゼンマイの乾燥のさせ方

綿とクルクルの部分を取り除き、大鍋でさっと茹でて下処理。

茹で方が難しく茹ですぎるとうまく乾燥させられません。

母に「少しくたっとなる程度」と教わりましたが、いまいちタイミングがわからない。

茹でたらカラカラになるまで天日干し。ただ干すだけでは駄目で、乾燥の過程で何度も揉み込んで柔らかくします。

この揉みの作業がすごく重要で、揉みが甘いと水で戻したときに固くなってしまいます。

2日ほど乾燥させたゼンマイがこちら。たまたま天気が良かったおかげであっという間に乾きました。

この状態にしておくと長期の保存が可能になります。

私の祖父母は冬期の食料として、塩漬けにしたり乾燥させたりして大量の山菜を保存していました。
乾燥したゼンマイを見ると必ず、亡くなった祖母を思い出します。

揉みが足りなかった気がするのでちょっと不安ですが、我が家ではしばらくゼンマイには困らないな。

 

ステイホームが推奨される時期ではありますが、ちょっとだけ外を楽しんだ1日でした。