カヌー製作 ~モールドの製作~
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カヌー製作 ~モールドの製作~

ウッドカヌー製作

カヌー製作 ~モールドの製作~
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ようやく、ここまで来た♪
形が目に見えてくると、カヌーを作っている実感がわいてきます(^^
※私の備忘録を兼ねているため、無駄に長いうえ説明的な記事になってますが、ご覧頂けたら嬉しいですm(_ _)m


まずは合板に転写します。
基本的に、モールドの脚(ストロングバックと接地する箇所)は合板の4辺のいづれかを使う様です。
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はじめに垂直にセンターラインを引き、型紙のセンターラインの上下に小窓を作って、
合板に引いた線とぴったり合わせます。
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一応水平のラインにも小窓を作って合わせました。
そしたら型紙をセロハンテープで固定し、合板と型紙の間にカーボン紙をしいてペンでなぞるだけです。
どこをなぞったか判らなくならないように、赤いペンを使いました。
線が細いと後で苦労するそうなので、濃く転写されるようにボールペン使いました。
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同じ要領でステムモールドも転写。
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フリーハンドでなぞっても問題ないですが、凹凸に引っかかるので、
定規を使い型紙の線に沿って 短い直線の連続 で結んでいったほうが楽に出来ました。
急激な曲線ではないので仕上がりはちゃんと曲線に見えます。
No.7のモールド(一番小さいの)だけは、ステムモールドに取り付けることになるので
センターラインで左右を分割します。
この際、合板の厚み(12mm÷2=6mm)を差し引いた寸法で転写します。
この作業を必要枚数ぶん繰り返します。
船のボディラインを決める重要なところなので、急ぎたい気持ちを抑えて丁寧にやりました。
次は転写したモールドを合板から切り抜きます。
卓上糸のこがあれば最強ですが、糸のこで手切りするのはしんどすぎるので
会社のジグソーを借りてきました。
センターモールド以外は同じものが2枚ずつ必要なので、合板2枚をビスで固定し
1回の加工で2枚作る事にしました。
切り抜いた後も2枚まとめてヤスリ掛けするので、仮止めのビスはモールド毎に2箇所ずつ打ちました。
きれいに切れるか不安だったので線の1~2mm外側を切り、最後はヤスリで仕上げます。
ジグソーでの加工の際、本体の横方向に力を加えるとブレードがしなり切断面が斜めになってしまうので、
切削方向を変えたいなら、無理な力は加えず本体を徐々に回転させるように行なうのがポイント。
編に力入るとこうなります↓
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切断面が斜めになってます… ちなみに、どんなにゆっくり丁寧にやってもこうなりました…
ジグソー使い方が悪いのかな。
ちなみに一番小さい7番のモールドはブレードが内側に沿ってしまい
実際よりも小さくなってしまったので転写からやり直しました。
小さいやつなので余った合板で作れました。良かった…
撮ったはずなのに、モールド加工中の写真が一切見当たらず…
結構へこむわ~(--;
尚、ヤスリで削る際は切断面の片側だけを削らないように注意が必要です。
線の付近は削れ易いので、削れたように見えても線付近だけが削れ、断面がR状になっただけで垂直に削れませんでした。スコヤやさしがねを利用して垂直を心がけました。
序盤はこれに気づかずに削っていたため、後半の調整が大変でした(笑
色々試しましたが微調整のヤスリは「ノコやすり」がベストです。
最初は紙やすりを角材に貼り付けて削ってましたが、磨耗が激しい上あまり削れません。
次に板状のやすりを使いましたが、紙やすりよりはマシな程度…
ほんとに金属なのか?ってくらい目がつぶれるし、使用開始1時間で柄がとれました。
さすが100均!ヤスリを100均で調達するのは止めたほうがいいですねw
じれったすぎて最終的には、一番強力そうなこれ↓を買いました(^^;
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磨耗しないし、目詰まりしないし、ガリガリ削れるので
感動するほど作業効率が上がりました。最初からこれ買っとけば良かった(T_T
ヤスリ掛けが完了したら仮止めビスを抜き、転写していない2枚目の合板にセンターライン、シアーライン、ウォーターラインを正確に描きます。
そして、ようやく完成!やったー!
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ヤスリでの微調整に相当時間を掛けてしまいましたが、悔いはありませんww
こだわった甲斐あって、満足できる精度で製作出来たと思います。
モールドの脚の部分をもっと短くなるようにストロングバック&モールドを設計すれば、合板1枚からより多くのモールドを切り出せるので使用する合板の数を減らせました。結局1800×900を6枚も使ってしまいました…
今回は15枚のモールドを使用しますが、モールド自体の数を減らしても大丈夫な気がしてきたので、
プランキング(船体を張る作業)の工程に入ったら、その辺を意識しながら作業を進めてみます。
それと、カヌーを自作された方のブログで拝見したのですが、モールド製作は加工しやすい薄いベニヤ板で一旦型を作り、それをガイドにしてトリマーやルーターで切り抜いたほうが、工程は増えてもトータル時間的に効率が良いとおっしゃっていましたが、まさに同感です。その通りでした。
次回は遂に、先日完成したストロングバックに、このモールドを取り付けます!
 超 楽 し み で す ♪
 


このカテゴリの記事は、私の備忘録としても活用したいので、必要に応じて記事の修正・加筆を随時行っていきます。尚、素人の初心者が作っていますので、もしも記事中の技術的な間違いや問題点などを見つけられたベテランビルダー様がいらっしゃいましたら、いろいろご指摘・アドバイス等いただけるととても嬉しいです。
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