やまがた百名山 雨呼山
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やまがた百名山 雨呼山

2018年6月2日
やまがた百名山

KazuとSomaを連れて山形県天童市の雨呼山(905m)へ。山名は「あまよばりやま」と読みます。山形百名山の一つで、その名の通りその昔日照りになると山に登り雨乞いのために祈祷した山なのだそう。

登山口に向かう途中で、東漸寺の水という看板が目に入り立ち寄ってみました。
試しに飲んでみると、柔らかい口当たりでとてもおいしい水です。そして、その冷たさも美味しさのひとつですね。気温が30℃近くあったのでこの冷たさはありがたいです。今度来たときは個々から水汲むことにします。

途中またもや看板「眺望コース」と「上下地獄コース」。地獄コースってどんな道なんだろう。
気になるけど、今回は予定通りジャガラモガラからのぼります。

登山口付近は数台車が止められるスペースがあります。車の轍のついた道が雨呼山への道。こちらのコースは山頂まで1時間10分。今日は予定通りジャガラモガラを経由して山頂に向かいます。このジャガラモガラという鉢状の凹地は、県指定の天然記念物となっているて、地面に風穴がありそこから冷風が出てくるため、独自の植生が観察できるらしい。

幅の広い木道が整備されていて歩きやすいです。

すぐにジャガラモガラ到着。
写真じゃちょっと伝わりづらいか…

なるほどね、確かにまだ食べごろのわらびとか生えてます。1000m以下の標高で亜高山性の植物が観察できるんですね。
ずっと山形に住んでいつのに、初めて来ました。

これがその穴。でかい風穴をイメージしていたので、全く気が付かず…。他の方に声かけていただき教えてもらいました。
確かに、冷たい風が出てきてます。缶ビール入れておいたらキンキンに冷えるんじゃないかな。そのくらい冷たい風出てきてます。

運良く足元の葉っぱにエゾハルゼミがとまってました。子どもたちにようやく本物のエゾハルゼミを見せることが出来ました。
この後、気持ちよく山頂に向かう正規ルートに戻るはずだったのですが、分岐わからず…
登山口まで戻るのも時間かかるので、10分ほどヤブ漕いで林の向こうにある地獄コースに合流し山頂へのルートに出ることにしました。地獄コースとやらは、予想通りの急勾配の直登コース。清々しいほどの一本道にKazuとSomaの心折れかける。

上下地獄コース突破…  地味に足に来ますね。

地獄コースの後、今度はひたすら続く急な階段。登り始めて1時間でSomaくん、山頂を諦めかける。
のぼりきったところで一旦休憩しました。彼の目標は大朝日岳登頂ですが、そんなんで大丈夫なのかと。

階段がすぎれば、あとは緩やかな登りコースを歩きます。

山頂までの尾根道。展望はあまり期待できませんが、ときおり景色が開けて天童の町並みが見えます。たとえ900mの山でも、登ってきた高さを実感できるのは楽しいものです。

気持ちの良いブナ林をしばらく歩くと山頂到着。
展望は全く無いですが、おかげで木陰でのんびり昼飯食べれたので逆に良かったです。

今日のヤマメシは、地元のスーパーに売ってたレンジでチンすると完成する辛味噌ラーメン。
メスティンでフタして温めるだけでバッチリでした。予想以上にしっかりした辛味噌の味。
いつものカップ麺もいいけど、これもなかなか良いです。

さて、次の山形百名山はどこにしようかな。

『やまがた百名山』みちのく書房

欲しくてあちこち書店を探し回ってましたが、品切れで買えず結局ネットで注文。 そう…
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