蔵王連峰の最高峰である熊野岳に行ってきました。
ロープウェイ地蔵山頂駅の南に位置する地蔵山を経由し、熊野岳を目指します。熊野岳と地蔵山はやまがた百名山にも選定されています。また蔵王は日本百名山にも選定されています。
ちなみに地図によって「地蔵山」は「地蔵岳」と記載されることがあり呼称が混在していますが、山頂標識には「地蔵山」と表記されているためこちらに合わせようと思います。
地蔵山周辺はKazuもSomaもスキーシーズンに何度も来ている場所です。夏の地蔵山からの熊野岳へコースは彼らは今回はじめてです。以前熊野岳に連れて行ったときは刈田岳方面からでした。
蔵王温泉街にある蔵王山麓駅からロープウェイを乗り継いで、一気に標高1400mまで移動。
ここ山麓駅から樹氷高原駅まで約7分、そこから乗り継いで地蔵山頂駅まで約10分です。
まずはお地蔵様にごあいさつ。右手奥に見えるのが地蔵山です。
地蔵山までは直登の1本道。駅から出るとすぐ右手に登り口があります。
山頂からの展望もよく周囲の地形を一望出来るので、天候が良ければ蔵王の山々だけでなく、朝日連峰、月山等の山も眺めることができます。
地蔵山へは比較的かんたんに登れますので観光で地蔵山頂駅までこられた方にもおすすめのスポットです。
地蔵さん山頂からの熊野岳。今日の目的地。天候もよく四方どちらをみても最高の景色を楽しみながらの山歩き。
KazuとSomaも「最近森の中ばかり歩く登山が続いたので、遠くの景色が見える山だと歩くのが楽しくなる」と。
風がややありましたが雨や雷の心配もなく、稜線をのんびり歩きます。30℃を超える下界に比べると涼しくて快適です。
地蔵山からはワサ小屋跡まで石階段や木道を歩きます。
姥神様に到着。ここは、いろは沼方面への分岐点でもあります。
熊野岳手前の雪渓で一休み。
Kazuがジブリみたいで好きだという蔵王の稜線の風景。 森林限界を超えた登山道を、小学生でも比較的安全に歩くことができるというのも蔵王の魅力の一つではないでしょうか。
山頂手前にある避難小屋。
歩きやすく、高低差もないので余裕の表情の二人。
蔵王山神社にお参りしてから山頂に向かいます。ここにも避難小屋があります。
熊野岳山頂到着。
時間に余裕があったのでワシ岩まで散歩。
雲が出てきて良い写真が取れなかったので動画とってみました。
早速昼食。風があったので避難小屋の中で食べたかったのですが、Kazuが人がいないところがいいというので、神社の石垣の裏で。
帰路は近道の岩場を下りました。
帰りはロープウェイ1本分を歩いて下ります。
ワサ小屋跡の分岐から西側のコースへ。
地蔵山の南西の斜面。今日のコースで一番の要注意ポイントです。
ここは特に要注意。慎重に。
御田神まできました。いろは沼まではもうすこし。
ワサ小屋跡の分岐からいろは沼までは何度か分岐がありますが、道標があるため迷うことはないと思いますが。
地図などで確認しながら進むのが良いと思います。
いろは沼に到着。ワタスゲが見ごろでした。
コバイケイソウの咲き始めがちらほらありました。今年は当たり年になるかな?
この花は数年に一度しか咲かない花なんです。
これはタテヤマリンドウ。
いろは沼はこの看板が目印です。今日は降ってきたので、看板を最後にいろは沼を後にします。
いろは沼から樹氷高原駅に向かう途中の追分。一周コースにいくと展望が良いところがあるのですが、今回はパスしてロープウェイ駅に向かいます。
ゲレンデを下ったら駅に到着。ロープウェイで山麓駅まで戻って今日の山行は終了。
蔵王はスキーや温泉など、観光地としての整備が進んでおり、どちらかというと登る山というよりも訪れる山としての知名度のほうが高いかもしれませんが、じつは様々な登山ルートが存在しています。
ベテランからビギナーまで老若男女が楽しく歩ける、それが蔵王だとおもいます。
子供たちもだいぶ歩けるようになってきたので、そろそろ雁戸山に挑戦させてみようかな。
やまがた百名山 花の山 祈りの山 暮らしの山 憩いの山 [ 山形県環境エネルギー部みどり自然課 ]
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